16 XtraKey

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右手親指ホームポジションの左側にある細長いXtraキーの機能を設定します。

Function

設定値:OFF / Harmony / Dyn.Poly / Sustain / RetainCC / ToggleCC /SetBiteNtl
デフォルト:OFF
機能説明:Xtraキーの機能を以下から選択します。

  • OFF: 無効
  • Harmony: Xtraキーに触れるたびにハーモニー機能をトグルします。
  • Dyn.Poly (Ver8.34から): 最大4音の(キー非依存)単純ピッチシフト型ハーモニーを演奏中に設定・変更しながら演奏する機能です(*1の説明をご参照下さい)。
  • Sustain (Ver8.34から): 最大4音の固定音ホールドを動的に設定・変更しながら演奏する機能です(マルチノートホールド, *2の説明をご参照下さい)。
  • RetainCC: Xtraキーに触れた時に指定のCCに127を、離したときに0を送信します。上記のSustainはこの機能をCC64に適応したのと同等です。
  • ToggleCC: Xtraキーに触れるたびに指定のCCに0と127を交互に送信します。
  • SetBiteNtl (Ver8.34から): バイトセンサをReedBendモードで使用する際に、Xtraキーに触れている間は強制的に中立音とする機能です。Xtraキーに触れて発音するとTrackBendと同じ動作となります。絶対に正しい音程で発音する必要がある場合に使えます。また、MWiCの設定: 08 Bite-1のCalib.Trig項目ではバイトセンサのゼロ点(完全にアンブシュアを緩めた状態)で較正するのに対して、このXtraKeyのSetBiteNtl機能を使うとアンブシュアを中立点で較正することが可能です。どちらか一方、あるいは両方を、演奏スタイルに合致する形でご利用下さい。
  • ExtKeyWait(Ver8.40から): XtraKeyにタッチすると、次項目"Add.Wait"設定の時間、Key WaitとRoller Waitが長くなります。外部のサスティンペダルを使う場合など『ピロ音が出にくい』状態を一時的に実現するなどの利用方法を想定しています。

*1 Dyn.Poly (Dynamic Polyphony) 機能の説明

・この機能は通常のハーモニー機能と排他的です。この設定では通常のHarmony機能をボタンでも起動できなくなります。またこの設定を行った時点でハーモニーがONの場合には強制的にハーモニーOFFになります。
・Xtraキーにタッチすると音重ね設定がクリアされます。その後Xtraキーに触れたままで出した音のうち、最初の音をメイン音として、以降の発音が最大4つまで、サブ音として設定されます。ここで設定されるのはメイン音に対する相対音程です。
・発音しながらXtraキーにタッチすると、その音がそのままメイン音として扱われます。
・Xtraキーから離した時点で、最大4つのサブ音がメイン音に設定された相対音程で追加されて発音されるようになります。※発音しながらXtraキーを離した場合には、次の音を出すか、一度Note Offするまでメイン音が切り替わりませんのでご注意下さい。
・サブ音設定は、Xtraキーに触れてそのまま離すとクリアされます。
・サブ音が登録されて、吹いたら複数の音が出る状態では待機LED色が赤になります(18 Misc-1 > Red LEDがHamony表示の設定の場合のみ)

*2 Sustain (マルチノートホールド) 機能の説明

ピロ音除去機能付きの音重ね(ブレスOFFでクリア)機能です。
・ハーモニーとSustainは同時設定できますが先に有効化されたほうが維持されます。
・SUSTAIN機能は『マルチノートホールド』的な振る舞いとなります。XtraKeyにタッチした状態で吹いた音が4つ目までハーモニーとして設定した音量で重なっていき(ピロ音は除外)、5つ目の音が単音で(メイン音量で)演奏できるようになります。あるいは重なった音が3つ以下の場合には、Xtraキーを離すことでそれまでに重ねた音に加えて単音演奏(メイン音量)ができます。XtraKeyを離してからタンギングによる音停止が起きるとクリアされます。
設定画面: 01 MusicalでHarmonyStatCCを設定しているとSUSTAIN機能でもCCメッセージを送信します。その場合、サブ音が一つ以上追加された時点でON(127)が送られ、無発音であればXtraKeyを離した時点、発音中にXtraKeyを離して演奏した場合にはタンギングで音停止した時点でOFF(0)が送信されます。

XtraKey CC (RetainCCもしくはToggleCCのみ)

設定値:0 ~ 127
デフォルト:3 (一般的に未割当とされています)
機能説明:FunctionでRetainCCもしくはToggleCCを選んだ場合の送信先CC番号です。

CC ON Val. (RetainCCもしくはToggleCCのみ)

設定値:0 ~ 127
デフォルト:127
機能説明:FunctionでRetainCCもしくはToggleCCを選んだ場合のONに相当するデータです。

CC OFF Val. (RetainCCもしくはToggleCCのみ)

設定値:0 ~ 127
デフォルト:0
機能説明:FunctionでRetainCCもしくはToggleCCを選んだ場合のOFFに相当するデータです。

Xtra+Glide CC (RetainCCのみ)

設定値:OFF, 0 ~ 127
デフォルト:OFF
機能説明:FunctionでRetainCC選んだ場合のみ、GlideバーとXtraキーの同時タッチによって、さらに別のCCにデータを送信することができます。送信するデータはCC ON Val.とCC OFF Valで設定したものになります。

Add.Wait (ExtKeyWaitのみ)

設定値:5 ~ 80ms (5msステップ)
デフォルト:50 ms
機能説明:FunctionでExtKeyWaitを選んだ場合の、Xtraキーにタッチしている間のKey WaitおよびRoller Wait(14 Key&Roller画面で設定)の延長時間です。