01 Musical
設定画面の最初のページです。トランスポーズやハーモニー音量など、臨機応変が求められる設定項目を集めています。この画面からAボタンを押すと22 Harmonyに移動することができます。
Transpose
設定値:-11 ~ +11 (左右ボタンで設定), ON / OFF(中ボタンで設定)
デフォルト:0 and OFF
機能説明:運指に対して発音をずらします。+1だと半音高い音程に、-1だと半音低い音程になります。0以外の値に設定した状態でON / OFFできます。ファームウェアVer 5.57以降では、あらかじめ19 Misc-2設定画面のLooong R-Key設定を"Trans"に設定しておくことで、設定画面を使わずに演奏画面から右ボタン超長押しでTranspose機能をON / OFFできますが、そのためにはこの項目に0以外の数値を設定しておく必要があります。
OctaveShift
設定値:-2 ~ +2
デフォルト:0FF(=0, 機能オフ)
機能説明:設定したオクターブ分、音程をシフトします。1オクターブ以上音程を変えたい場合に利用します。
Legato
設定値:ON/OFF
デフォルト:ON
機能説明:レガート(アタックのない音程変化)のための設定です。音程変化の際にアタックが出ないように次のNoteOn MIDIメッセージを送信してから前の音のNoteOff MIDIメッセージを送信します。万能ではありませんが、レガートが得られる可能性が高くなります。MIDI音源側でレガートになる挙動が実現されている場合にはこの設定はどちらでもOKです。ハーモニー機能によって複数音を出すポリフォニック動作になっている場合には、状況によって意図せぬアタックが生じる場合があります。このレガート設定をONにして、いつもならレガートするのに変にアタックが出てしまう、という場合にはハーモニー機能が意図せずONになっていないかご確認ください。MWiCがポリフォニック動作をしていてもMIDI音源側がモノフォニックモードの場合はメイン音のみが発音されますので気がつかないことがあります。
Harmony Vol
設定値:0 ~ 100% (10%ステップ)
デフォルト:50%
機能説明:ハーモニー音の音量(ベロシティ値)を、メイン音に対する%値で設定します。Ver8.10以降ではこの数値を0にするとハーモニー機能が無効化(常にOFF)されます。
HarmonyStatCC
設定値:OFF / S-1 / 1 ~ 127
デフォルト:OFF
機能説明:指定のMIDIコントロールチェンジに、MWiCのハーモニー機能がON/OFFしたことを127(ON)もしくは0(OFF)の数値として送信することができます。MIDI音源側でハーモニー機能に合わせて動作を変更する必要がある場合に利用します。"S-1"の設定(Ver8.41から)は、RolandのAIRA S-1でハーモニー起動に合わせてMono/Polyモードを切り替えるための設定です(CC#80に0/2の値を送信します)。